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昨日の御稽古について [お稽古に関して]
昨日の御稽古は……定番の「濃茶」&「薄茶」でありましたが……
「薄茶」の方で「平棗」「中次」を使うと言う荒技を(w
色々とお道具も複雑になってきて勉強勉強の回ですね \(◎o◎)/!
さて……
今回の”お茶菓子”ですが……
6月は、今回で最終のお稽古と言う事もあり……少し早いですが、本来は6月30日に食べて無病息災を祈念する「水無月」を。
6月らしく「紫陽花」の氷砂糖の干菓子を……
色合いも見事ですが……氷砂糖一個一個を花に見立てている日本的な美意識を愛でたいもの☆☆☆
「薄茶」の方で「平棗」「中次」を使うと言う荒技を(w
色々とお道具も複雑になってきて勉強勉強の回ですね \(◎o◎)/!
さて……
今回の”お茶菓子”ですが……
6月は、今回で最終のお稽古と言う事もあり……少し早いですが、本来は6月30日に食べて無病息災を祈念する「水無月」を。
6月らしく「紫陽花」の氷砂糖の干菓子を……
色合いも見事ですが……氷砂糖一個一個を花に見立てている日本的な美意識を愛でたいもの☆☆☆
昨日のお稽古について [お稽古に関して]
未完成の美(日) [思潮]
茶道においても…と言うべきか……日本の文化全般に言える事でもあるのだろうが……
どちらかと言えば…完成である事では無く、完成を目指して行く未完成を尊ぶ姿勢を感じる事がある。
これをして”未完成の美”と言う事も言えるだろうし…?
常に“高見”を目指して行く…と言う事でもあるだろう。
日本的な、この感性は、それこそ自然との中での「調和」をモチーフにした物とも言う事が言えるだろうし…
「木」や「藁」と言った、壊れるモノ…組み立て可能なモノをベースに「再生可能なモノ」を焦点においている…と言う事も背景にあるのだろう。
その意味で「完成の美」を尊ぶ西洋的な考え方とは、やや視座を異にする…と言う事もあるだろう。
このブログでは、何度か触れている話題だが「ギャラリーフェイク」の「修理と修復」…「美味しんぼ」における「良三と唐山陶人の茶碗」なども…その様な文脈で考えて行くと面白いのかもしれない。
どちらかと言えば…完成である事では無く、完成を目指して行く未完成を尊ぶ姿勢を感じる事がある。
これをして”未完成の美”と言う事も言えるだろうし…?
常に“高見”を目指して行く…と言う事でもあるだろう。
日本的な、この感性は、それこそ自然との中での「調和」をモチーフにした物とも言う事が言えるだろうし…
「木」や「藁」と言った、壊れるモノ…組み立て可能なモノをベースに「再生可能なモノ」を焦点においている…と言う事も背景にあるのだろう。
その意味で「完成の美」を尊ぶ西洋的な考え方とは、やや視座を異にする…と言う事もあるだろう。
このブログでは、何度か触れている話題だが「ギャラリーフェイク」の「修理と修復」…「美味しんぼ」における「良三と唐山陶人の茶碗」なども…その様な文脈で考えて行くと面白いのかもしれない。
嘉祥菓子 [菓子]
6月16日は「嘉祥菓子」の日……別のいい方では「和菓子の日」「茶菓子の日」等と呼ばれる事もあります。
この日が「菓子の日」であるのは、宮中に白い亀が献上された事を記念して公卿百官に菓子が配られた…と言う事にちなむものであります。
この時の宮中での儀式が、徐々に武家や庶民の間にも広がって行ったのですが、特に「嘉祥」は「勝」に通じると言う事で、武士の間では縁起を担ぐと言う意味もあって大切な行事になっていったのです。
そのため、この日は「嘉祥通宝」を使ってみたり…16にちなんで16文でお菓子を買ったり…と言う事になって行きました。
今日は、その様な「お菓子の日」「和菓子の日」と言う事なのでした。(●^o^●)
この日が「菓子の日」であるのは、宮中に白い亀が献上された事を記念して公卿百官に菓子が配られた…と言う事にちなむものであります。
この時の宮中での儀式が、徐々に武家や庶民の間にも広がって行ったのですが、特に「嘉祥」は「勝」に通じると言う事で、武士の間では縁起を担ぐと言う意味もあって大切な行事になっていったのです。
そのため、この日は「嘉祥通宝」を使ってみたり…16にちなんで16文でお菓子を買ったり…と言う事になって行きました。
今日は、その様な「お菓子の日」「和菓子の日」と言う事なのでした。(●^o^●)
タグ:嘉祥菓子
数江教一(瓢鯰子)part2 [数寄者]
戦後の日本の茶の湯において、一種独特の地位を占める“数江教一”と言う人物。
その行動力の及ぶところ…「自ら釜を作る」「自ら作陶をする」「自ら茶室を作る」「自ら茶菓子を作る」「自ら懐石を作る」………とほぼ、全ての分野において”自ら”と言う事を貫徹し得た稀有な人物とも言えるだろう。
それは「亭主」と「客」との交わりにおける一期一会に由来する”直心の交わり”と言う事にもなるのだと思うが……
さて……翻って考えてみるに…(--〆)
”自ら”と言う事を貫徹していくと言う事が、今の日本人においてかなり難しい…
それは…「釜を作る」とか「作陶」であるとか…の技巧的な難しさ云々と言う事ではなくて…
”作る”と言う事の前提をなす「感じる」とか「掴みとる」と言う能力の函養と言う部分について…????が灯るからである。
これをお読みになっている方には、無縁の事ではあるかと思うのだが…
例えば…今の小学生の調理実習などにおいて「保護者同伴」で行う場合がある……
などと言う事を聞くならば…今後の茶の湯や茶道を担っていく”若手”に対して影響が無いとは言えないのではないだろうか?
とりあえず…(表千家においては)釜の蓋を自分の手で取る訳で…そんな”危ない事”云々…となりかねない契機を含んでいる…と言う事にもなる。
”自ら”と言う言葉に含まれる重みは、そこに自分の労作によると言う意味合いを多分に含むものであり…だからこその「馳走(御馳走)」である…と言う”一つの原点”に辿りつく事が出来るのであろうか?……
と多少の憂いを想いつつ…「数江教一」の本を観るのである。
その行動力の及ぶところ…「自ら釜を作る」「自ら作陶をする」「自ら茶室を作る」「自ら茶菓子を作る」「自ら懐石を作る」………とほぼ、全ての分野において”自ら”と言う事を貫徹し得た稀有な人物とも言えるだろう。
それは「亭主」と「客」との交わりにおける一期一会に由来する”直心の交わり”と言う事にもなるのだと思うが……
さて……翻って考えてみるに…(--〆)
”自ら”と言う事を貫徹していくと言う事が、今の日本人においてかなり難しい…
それは…「釜を作る」とか「作陶」であるとか…の技巧的な難しさ云々と言う事ではなくて…
”作る”と言う事の前提をなす「感じる」とか「掴みとる」と言う能力の函養と言う部分について…????が灯るからである。
これをお読みになっている方には、無縁の事ではあるかと思うのだが…
例えば…今の小学生の調理実習などにおいて「保護者同伴」で行う場合がある……
などと言う事を聞くならば…今後の茶の湯や茶道を担っていく”若手”に対して影響が無いとは言えないのではないだろうか?
とりあえず…(表千家においては)釜の蓋を自分の手で取る訳で…そんな”危ない事”云々…となりかねない契機を含んでいる…と言う事にもなる。
”自ら”と言う言葉に含まれる重みは、そこに自分の労作によると言う意味合いを多分に含むものであり…だからこその「馳走(御馳走)」である…と言う”一つの原点”に辿りつく事が出来るのであろうか?……
と多少の憂いを想いつつ…「数江教一」の本を観るのである。
割り稽古 [お稽古に関して]
お稽古の一部分を練習する事を、特に“割り稽古”等と呼ぶ事がありますが……
それは、どの部分が…と言う事では無く…苦手とする部分のパーツパーツを練習する訳ですが…
やはり…細かな所作が求められる部分や……自分的に美しくありたい…と思う部分をやって行く訳ですが…
今回の”平棗”……これは…かなり難物であるような予感が……
「持ち方」「手順」等はともかくも…”美しく”と言うのが、この”平棗”の場合には強調をしたい部分であります……(;一_一)
それは、どの部分が…と言う事では無く…苦手とする部分のパーツパーツを練習する訳ですが…
やはり…細かな所作が求められる部分や……自分的に美しくありたい…と思う部分をやって行く訳ですが…
今回の”平棗”……これは…かなり難物であるような予感が……
「持ち方」「手順」等はともかくも…”美しく”と言うのが、この”平棗”の場合には強調をしたい部分であります……(;一_一)
タグ:平棗
昨日のお稽古について [お稽古に関して]
昨日のお稽古は……「平棗」を使っての初めてのお稽古でした……
「平棗」……(;一_一)……これが、なかなか一筋縄でいかず……
私も…兄弟子も…悪戦苦闘……
その為に…「風炉」&「薄茶」で終了………と言う…体たらく(?)
もっと激しく厳しく稽古をしないといけない…とマスマス思ったりも……
(冗談ですよw 先生w)
さて……本日のお菓子ですが……
【主菓子】
(※ 濃茶やってないのに主菓子食べるな!と言う耳の痛い事は無しでw)
「ルーブルの光・黄」
「虎屋製」
この時期…「沢辺の蛍」と言う名品もありますが……
「蛍篭」(蛍の電飾ですが…なかなか風情があるので使っておりますw)を出す予定だったので…「かぶる」ので…「ルーブル」の方に致しました(w
まぁ…茶菓子奉行としては(←勝手に自称しているだけですが)「蛍篭」「沢辺の蛍」で染めるのも悪くは無いな…と思うのですが……“取り合わせの妙”と言う事で「同じもの」は避ける…と言うのが不文律だそうなので……<+ ))><<
梅雨の雨を横目に流しつつ…「蛍篭」のほのかな光は見つつの”茶の湯”は…そこはかとなく「幽玄」の風情をたたえておりました。
「平棗」……(;一_一)……これが、なかなか一筋縄でいかず……
私も…兄弟子も…悪戦苦闘……
その為に…「風炉」&「薄茶」で終了………と言う…体たらく(?)
もっと激しく厳しく稽古をしないといけない…とマスマス思ったりも……
(冗談ですよw 先生w)
さて……本日のお菓子ですが……
【主菓子】
(※ 濃茶やってないのに主菓子食べるな!と言う耳の痛い事は無しでw)
「ルーブルの光・黄」
「虎屋製」
この時期…「沢辺の蛍」と言う名品もありますが……
「蛍篭」(蛍の電飾ですが…なかなか風情があるので使っておりますw)を出す予定だったので…「かぶる」ので…「ルーブル」の方に致しました(w
まぁ…茶菓子奉行としては(←勝手に自称しているだけですが)「蛍篭」「沢辺の蛍」で染めるのも悪くは無いな…と思うのですが……“取り合わせの妙”と言う事で「同じもの」は避ける…と言うのが不文律だそうなので……<+ ))><<
梅雨の雨を横目に流しつつ…「蛍篭」のほのかな光は見つつの”茶の湯”は…そこはかとなく「幽玄」の風情をたたえておりました。
タグ:ルーブルの光・黄
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