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茶室の狭さ [茶室]

まぁ…何気に難しいのが「茶室の狭さ(広さ)」

「一期一会」と言う思想を突き詰めて行けば…主人とお客様の人数は限りなく少ない方が良いだろうし(一客一亭)…茶室も狭い方が良いと言う事になるだろう……

が…!?

ここで、狭くすると…実際に点前をするのが難儀(w
と言う事にもなってくる。
(点前座での感覚ですなw)

この辺を、自由自在に操れる(まぁ慣れだとは思うが)様になるのが、茶の湯の醍醐味なんだとは思うが…

まぁ…そう言う意味で「四畳半」が”適正な値”と言うのは、理論上の事は置くとして

何となく、納得が出来る所ではあります。

茶席の会話(part2) [茶室]

茶室での会話は色々と……と言う事を以前に書いたが…

まぁ…要するに「生臭い話」は御法度と言うモノで……

もちろん、それは相手の立場をおもんぱかってと言う事が前提での事ではある。

が……まぁ…その理論付けと言うか…茶の湯の深い部分の所から観るならば…?

茶の湯(茶道)が、大きく「禅宗」の影響を受け、その考え方を組み込んでいる…と言う事は周知の事実の一つであろうが…

その中で「不立文字」と言う言葉がある。

つまり、「文字(言葉)」を使わずに…と言う事であろうか…

この考え方がある所から、お稽古の時に「メモを取る」と言う事もいけないし……

お稽古はともかくも、茶室や茶会での会話に行き過ぎを戒めつつ…他のモノや状態によって語らしむ…と言う事に繋がっていくのである。

無論…?

茶の湯の意図するところは、主客の交流であるところ、それを充実させる為の「道具」であったり「茶室」であったり「懐石」であったり…と言う事であるから、その仕立てを総合的に設える(バランスを取る)と言うのが、その本意であるから……

そう言う意味で、”形あるモノ”を際立たせるのが「会話」であり、「会話の無い会話」と言う事になるのだから……

まさに「以心伝心」をとき起こすようなモノを「モノ」と「会話」で組立て行くと言う事が求められる事になる……と言う事だろう。

タグ:不立文字

方丈 [茶室]

茶室の原点が、東山文化の「書院」と禅宗による「草庵」との流れを受け継いでいる…と言う事は、ともかくも……

その形態が「四畳半」…つまり「方丈」を起点に大きい方を「広間」、小さい方を「小間」と呼び…「四畳半」自体は「広間」にも「小間」にもなると言う二面性を備えている。

この「四畳半」を「方丈」と呼ぶのは、鴨長明の「方丈記」からもお馴染みでもあると思うが……そもそもは「唯摩詰」の故事に倣っての事だとは思うが

要するに…「原点」は”宇宙”と言う事になるのだろう。

「茶室」或いは「書院」または「住居」のいずれかでもだが……?

”自分を見つめる”……或いは”他者と関わる”と言う事のどちらでもだが……

その空間と時間に何を見つけるのか?と言うのが、一つの茶室のテーマでもあるでしょう。

そう言う意味で、鴨長明が「方丈記」と名付けたのはナイスなネーミングと言う事になるのだろう。

タグ:方丈

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