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宇宙 [思潮]

お茶自体は、「楽しく」「美味しく」と言う事がモットーだとは思うが…
”お稽古”や”一つ一つの所作”と言うものは、むしろ「厳しく」「粛々と」と言う事が背骨に位置する様な気がします。

点前の練習をするにあたって…色々と準備をしていく事は当然ですが…

「茶巾を用意する」
「お茶を掃く」→「お茶を盛る」

この2つの事ですら、集中して臨むのであれば、物凄いエネルギーを使います。

そして、肝心の所作……

”釜鳴りの音”を聞きながら…静寂な畳の上で点前に集中をする……

その静かな時間の中で、自分と向き合う事はもちろん、全体の空気や諸々に囲まれた中で
”何時もとは違う感覚”を覚える部分であります。

”集中が徹底する”とでも言うのでしょうか?

やり終えた後に、物凄い@心地よい疲労を感じますが…
それは、何やら「宇宙」に囲まれた?
いや、自分の眼前に何か「宇宙」らしきものが広がっている?
かの様な、不思議な感じがします。

国宝である「待庵」……これをして「一つの宇宙」と書かれていた何かの本か雑誌があったのを思い出しました。

「茶道」を通じて「宇宙へ」と言うのは、少し大げさなのかも知れないですが……

いつもとは違う、感覚や内面を味わう事が出来る…と言うのも、一つの醍醐味であるような気がします。


タグ:所作 茶道 待庵
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