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”たぎる心” [利休にまつわる話]

「茶の湯」の心映えの一つとして……重要なモノの一つとして「たぎる心」と言うモノを挙げる事が出来るだろう。

”利休はぬるい心を嫌った”……とある。

この表現だけを聞くと…非常にドッキリとする部分でもあるが…

”ぬるい”…要するに、いい加減であったり…マンネリと言う事であろう…

お茶をやっている期間が長くなってくると…当初は不安だった手順にも慣れ…

また失敗した時の、しまった感や…くやしさ…と言った感情も薄らいでくる…

しかし…それを常に持ち続けていくならば…点前を常に緊張している事になり…それもどうかと思う部分だろう。

要は…点前が出来るようになったら…次に何を考えるべきなのか?

今日を演出してくれた人は、何を考えてくれたのか…?

「お菓子」「しつらえ」「花」……等々

つまらない日常の事であっても…そこには、それを出した人の作意が横たわっている。

それを”汲み取る”と言う事に至って…初めて…”茶の湯の入り口”に立つのであり…

そこからが…絶え間ない…それこそ終わること無き登山の始まりなのだろう。

”たぎる心”の一面としては…その様なエネルギーとしての心構えを示唆しているのだろう。

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