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茶の湯と茶道 [お茶にまつわる話]

「茶の湯」と「茶道」とで何が違うのか……?

正直な所、それは表面上の字面の問題に過ぎない…と言う気もするが…

そうは言っても、文字が違うと言う事は意味も違うであろうと言う事は想像に難くはない…

「茶の湯」「茶道」の源流として…元々は、どちらも同じ意味を象徴していたと言うのが実態だと思われるが…

明治以降、岡倉天心が「茶の本」における英訳で「Japanese Tea Ceremony」と訳した所から…「茶道」と言う呼称に繋がっていく?と言う部分は良く言われている。

それは、明治期以降の色々な価値体系の変化の中で、「お茶」の世界も色々な試行錯誤が問われる時代ではあったが…その中で、「礼法的」な意味合い、「花嫁修業的」な意味合いをも加味していく形での”新しい業態”をも盛り込んで行く過程で…「武道」などと並ぶ「道」と言う要素の部分を大きくしていった流れと言う事があるのだと言う事なのだろう。

「茶の湯」「茶道」の有為転変の世の中をたくましく生き抜いて来た、その歴史・生命力は、非常に注目に値する部分であるが…

大元の価値体系を毀損しない様に、変化して行くダイナミックさこそが、実は「茶の湯」の大きな魅力の一つ…とも思えるのでありますね。



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